臨床地図

 
開発中のプログラムです。
国内で多くの人が受診している特定健診のデータを認知症の予防・治療に活用できないものかと試行錯誤して、それを「臨床地図」と名付けました。

定期健診のデータ(9項目)②問診(8項目)③睡眠データを合わせて、個人に合った加齢リスク度や推奨検査をご案内したり、生活習慣の提案を行なったり、専門クリニックをご紹介できたりする機能を持たせています。
 

 

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特徴

 
■検査への心理的な抵抗がない=特定健診データの有効活用
特定健診の特定指導まで受けている人は15%もいない。その課題を解決したい。

■安価=利用者は無料で

■個別対応で、効果を実感できる=生理的変調の解消
個別性を持ったアドバイスを行うものです。
たとえば、よく眠れるようになったというように、効果が実感できるアドバイスになります。

■スマホ利用などで身近であること
スマホやパソコンを問わず、身近なディバイスで利用できるように考えています。

 

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ディメンシア・フロントの役割 

 
日本とイギリスの保健制度を比較すると、イギリスでは「かかりつけ医」が予防にも責任を持っています。
日本では皆保険制度ですが、イギリスほどは予防に取り組むことが難しい状況です。

具合が悪いというときに、どこに受診したらいいかということを適切にアドバイスしてくれる相談所や相談員の制度もありません。
ディメンシア・フロントは、適切な受診先を紹介するという相談所のような役割を持ちたいと考えています。
 

 

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トピックス

 
加齢のメカニズム
なぜヒトは加齢するのかという説は、主に4つあります。(5つ目にはテロメア説)
 

  • エネルギーの産生低下
  • DNA異常
  • 酸化ストレス
  • 細胞死  細胞のアポトーシス

 
これらすべてはミトコンドリアの機能に関係あります。
加齢はミトコンドリアの機能低下であるということがもっとも有力な学説だと考えています。
 

 

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テロメア説
 
「テロメア説」とは、細胞分裂によりテロメアが短くなると老化が進行するとの説のことです。
テロメアとは細胞の染色体末端にある構造蛋白体で、遺伝子情報を保つDNAを保護しています。
細胞分裂のたびにDNAは複製されますが、末端は複製されないのでテロメアは短くなるはずです。
テロメアが「ヘイフリック限界」と呼ばれる長さを超えて短くなると、細胞は分裂不可能になり死に至ると考えられています
 
 
認知症の予防と治療のターゲット
 
加齢性の疾患による臓器への影響、ホルモンへの負荷、細胞機能の変調、生理的な変調が起こります。それが認知機能障害を起こしていると考えています。
 

 

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  • 臓器への影響
    腎臓・心臓、肝臓、脳

 

  • ホルモンへの負荷
    インスリン、甲状腺、副腎皮質、性ホルモン
    *少ないエネルギーで活発化させようとするのがホルモンの作用。
    エネルギーが足りなくなると、ホルモンに負荷がかかります。

 

  • 細胞機能の変調
    エネルギー産生
    物質産生
    活性酸素
    アポトーシス

 
「全身性疾患については直せるのではないか。」
「生理的変調は改善できるのではないか。」
新しくモノが覚えられなくても、認知機能そのものが治らなくても、高齢期を生きるQOLは改善できるのではないでしょうか。
少なくとも、こういう次元に達したいと考えています。