健診ATMとは

  健診結果でうつ病・認知症予防

うつ病や認知症。
しっかりと防いで、充実した生活を送りたい。
そんな私たちの前に立ちはだかる、三つのカベ。
 
・人間らしさのカベ
・検査のカベ
・エビデンスのカベ
 
そのうちの、エビデンスのカベについて、ご説明いたします。
 


 
 
 

エビデンス医療とは、根拠に基づく医療

 
根拠とは、『実際に多数の人で確かめた科学的なもの』と、されます。最善の医療を目指す基盤として、それは大事なものですね。ただひとつ、問題があるんです。その問題とは、違う使われ方をされている場合が多いということなんです。
 
問診やペーパーテスト、脳画像など、それらの検査結果からアルツハイマー病と診断するのは、エビデンス医療です。
 
そう言われていますが、栄養や酸素供給の面から原因を追及するのは、
 「エビデンスがない!無意味だ!」
 といった使われ方をされることをあるんですね。

 
 

 
栄養や酸素供給の面からアプローチすることを否定されてしまうと、原因の追及ができなくなるだけではなく、いまのところ有効な薬がない認知症の治療においては、回復の可能性が閉ざされてしまうこともあります。
 

本来のエビデンス医療へ

 
本来、エビデンス医療とは科学的仮説を立ててそれを検証することです。
 
検査のカベでお話ししたように、脳の特性から栄養や酸素の供給に問題があるのではないかという仮説を立て、数多くのデータを統計的に検証する。本当なら、このような姿勢がエビデンス医療の根本ではないでしょうか。

 

 
 
 
 

本来なら濡れ手に粟ぐらいの数多いデータがあるはずなのに、いまの状態は、猫に小判。しっかりと活用して、うつ病や認知症を予防していきたいですね。